通信制高校 通学区域

通信制高校の通学区域

通信制の高校を考えるに当たり、大事なことがあります。
それは通学区域というものがあるということです。
どこに住んでいたとしても、どこでも行けるというわけではなさそうです。
ここではこの通学区域についてお話していきましょう。
通信制高校では、学校教育法第43条で定められている「高校の所在する都道府県の区域内に住み人のほか、全国的に他の度道府県に住む人も生徒とする」と決められています。
これを総称して「広域の通信制の課程」といわれています。
この場合、学校の所在する度道府県から遠く離れた場所に住んでいても入学することが可能になります。
また、高校が所在する都道府県と、もう一つの府県のみを対象する「狭域の通信制」もあります。
通信制高校を選ぶときは行きたい学校が通学の対象になっているかどうかの確認が大切です。

「広域通信制高校」の場合をお話ししましょう。

高校のあるところ以外の度道府県に住む人でもにゅがくができるという高校です。
ただし、スクーリングのためには、年間数日は登校する必要があり、そのときのために広域の通信制を選んだ時、全国に分校や協力校やガクシュウセンターなどを設けていますから、そこでスクーリングをすることとなります。
広域の通信制の高校は2004年から増加しています。
それは株式会社が作った高校が認められるようになったため近年増加しています。
ただ、広域の通信制の高校には全国を対象にしている学校と、関東地方だけ、東北地方だけという感じで地域を決めている学校もありますので、十分注意して調べてください。
また、広域の通信制の高校は、いろいろな学校があります。
ここでいくつかご紹介しましょう。

例えば「NHK学園高等学校」です。

NHK学園高等学校は、昭和38年に日本で初めて広域通信制高等学校として始まったのです。
この学校のモットーは、「いつでも、どこでも、だれでも」学ぶことができることをモットーに作られました。
歴史的にいうと約50年の歴史がある学校です。
どうやって学習するかというと、この学校は全国に33項の協力校が存在しています。普通の学習はテレビやラジオを通して行っていきます。
今までに7万人以上の人が卒業しています。
幅広い年代の生徒が存在しています。
特に学校で勉強するのがどうも苦手という人や海外でスポーツや芸術活動をするという人も大勢います。

「クラーク記念国際高等学校」という学校もあります。

この学校は、日本では6番目の広域通信制の高校として平成4年に始まりました。
この学校は、あの「少年よ、大志を抱け!」で有名なウィリアム・スミス・クラーク博士の精神が受け継がれている高校として良く知られています。
クラーク記念国際高等学校は、国内の各地にキャンパスがあり、総合進学コースや美術のデザインコースやペット生命科学コースといったちょっと変わったコースもあります。
その他、インターナショナルコースやスポーツコース・フットサルコースなどのいわゆる、アスリートの要請にも尽力を尽くしています。
オーストラリアにもキャンパスがあり、そこに留学も可能になっています。
ここは、多くの芸能人やスポーツ選手もここで学んでいるくらいです。

それでは今度は「狭域通信制高校」に入りましょう。

高校がある度道府県と近隣のもう一つの道府県のみを対象に募集している高校のことを言います。
ここ近年では、私立の場合は広域通信制をいれているところがほとんどで、学校とは別にスクーリング会場を設けています。
県外の生徒も募集対象になっています。
スクーリングですが、スクーリングは少なくても年間に20日程度必要になります。
ですから、無理なく通える高校を探していきましょう。
そして年に1週間ほど合宿する集中スクーリングなどをしているところであれば、多少遠くてもあまり問題はないと思われます。
ただ、広域通信制の高校に注意してほしいところがあります。それは、広域の通信制の高校は、学校の方針や希望のコースに出会えれば通ってみたいをおもうかもしれませんね。
学校と離れていても、各地にある分校や協力校や学習センターなどを利用すると、スクーリングも可能になってきますから、安心してください。
ただ、広域だから安心だとか広域のすべてがいいということではないのです。
実は文部科学省が調査した結果、一部の広域性通信高校では、教員一人当たりの生徒数がとても多いところがある。
添削指導で、記述式ではなくて、選択式が中心になっている。
レポートの添削で、対面での指導がなくて、解説も不十分になっている。
試験は前の年度の問題を使い回しをしているなどという問題が起こっているのです。
これについて文部科学省は、該当する学校に改善するように申し入れていますが、学校を選ぶときはくれぐれも情報をできるだけ集め、注意して比較や検討するようにしてください。